企画

内装

農家住宅の二世帯リノベーション

エリア
京都市伏見区桃山町
記事のイメージ写真
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約60年前に建てられた大家族のための農家住宅を、施主と姪夫婦のための二世帯住宅へのリノベーション。アッドスパイスは、内装を担当した。

農家住宅の良さを生かし、耐震は補強

農家住宅は、畑への動線を重んじられた田の字プランで、風通しが良い分、構造が弱い。今回、高齢者と子どもが暮らすため、安全面に配慮し、既存のプランになじむ形で構造壁を追加するなど、工事は耐震補強を重要視した。そのため、設計は、京都市の木造住宅耐震診断士でもあるむぎ設計工房、施工は、宮大工出身で材木に強い椎口工務店に依頼した。

一見なじんではいるが、あらゆる壁を構造壁として今回補強している

来客の多かった客間を継承

庭の見える客間はかつて、来客の多い家で、襖を空け、畳と座卓で大勢で座って使っていた。新築当初、大黒柱などの木材は、建て主自ら宇治田原で選定した。今回工事も、既存と相性の良い京都産で、新旧のコントラストを実現した。今回、現在の家族のライフスタイルに合わせ、家族のための檜フローリングのLDKに改修、音楽や会話を楽しむ、家族が集う空間とした
家具は、ダイニングテーブルや靴箱を京都の片井意匠にオーダー。ダイニングを囲む襖戸や引き戸等の建具一式は、黒谷和紙で製作した。

既存建具を利用し、全て黒谷和紙に変更した。

子世帯は回遊性を高めたプランニング

2階は、大家族の個室及び収納だったが、子世帯のための空間にリノベーション。今後のライフスタイルの変化に合わせられるよう、部屋は交換可能にできるほど、シンプルな作りになっている。そのため、既存間取りを踏襲しつつも、設計者の提案により、回遊性を高めたプランとしている。
水回りは快適性を重視し、造作を少なくし予算を削減した。極力バリアフリーとし、床材には身体に影響の少ない天然素材(マーモリウム)を採用した。

2階の書斎は、もともと納戸だった。屋根や既存の書棚などを利用。


1階のトイレ。印象を変えないようあえて暗めの空間に。

Overview 概要

プロジェクト名
伏見の農家住宅
期間
2022年3月~2022年9月
所在地
京都市伏見区桃山町
規模
木造2階建て
用途
住居
設計
むぎ建築工房
施工
椎口工務店
家具製作
片井意匠
写真
田中陽介

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