ここだけはグッと集中できる場
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物件名 | 閑居 |
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時期 | 2020.12~ |
所在地 | 京都市中京区 |
規模 | 鉄筋コンクリート造1階部分 |
用途 | シェアオフィス |
クライアント | 敷島住宅株式会社 |
四条烏丸の街中にできた、シェアオフィスと自習室の中間のような施設。都市の喧騒を忘れてグッと集中できるような、”現代人のための市中の山居”です。
<コンセプト>
ここだけはグッと集中できる場所
茶の世界には、“市中の山居“という言葉があります。
当時の町衆は、商いと住まいの日常に、
非日常の茶室をつくることで、 心身の環境を整えていました。
気持ちがあがり、グッと内へ向くことのできる場所。
都市の喧騒の中にある静寂な空間は、
今を生きる我々にとっても、必要だと考えます。
そこで、現代人のための市中の山居をしつらえました。
閑居WEBサイト:https://kankyo.kyoto
いま、都市に必要とされるのは「自分に集中できる環境」
閑居は、“ここだけはグッと集中できる場所”と掲げています。コロナ禍が進むにつれ、国の推奨もあり、都市部を中心にテレワークが進みました。しかし、子どものいる家庭では家では仕事環境を整えづらい、単身ワンルームは部屋数が限られ切り替えが難しい、既にあるコワーキングスペースやカフェなど不特定多数の環境は集中が続かない、このような社会課題は発生しています。クリエイティブな仕事をしている人は、他人とコミュニケーションをとる時間も大切が、それ以上に自分が集中してアイディアを練る時間を大切にしています。
そこで、この課題を家の中だけでなく、都市内をひとくくりとして解決してはどうかと考えました。当施設は、京都随一のオフィス街にありますが、マンションが立ち並ぶ住宅地でもあります。閑居は、暮らし方の提案であもあるのです。住宅の課題を都市ぐるみで解決できる未来をつくりました。
■noteコラム:「自分に集中できる聖域が、都市にあってもいい」https://note.com/chikamo/n/nbe13641e8036
特徴
1.とにかく集中できる個室
全室個別空調、鍵付きの個室で、自分だけの集中空間が手に入ります。室内には資料やパソコンも置け、ロッカー(有料)も完備。24時間利用できますので、会社や自宅だと集中できないという方をはじめ、自分だけの自習室としてもお使いいただけます。
2.わざわざ通いたくなるデザイン
現代の茶室に見立て、色を切り替えるなど、落ち着いた空間を演出しています。また、共用部と個室に明暗をつけ、まるで、都市の喧騒(外部)から非日常の山居(個室)へと、意識を切り替えできるよう工夫しています。
3.リラックスできる共用部
大きい机のあるラウンジや日光浴ができる外土間があり、室内にはリラックスできるスペースがあります。また、フォンブースや、キッチン・トイレも完備。充実した共用部こそ、シェアオフィスの醍醐味です。
4.安心できる運営体制
閑居の隣にある会議室を、無料でお使いいただけます(日時に制限あり)。また、事業主は設立60年以上の住宅産業に関わってきた企業であり、シェア型に強い会社と連携し、安心できる運営体制が魅力です。