次世代下宿
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- コンサル
物件名 | 次世代下宿 |
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時期 | 2016.07~ |
所在地 | 京都市及び京都市近郊(次年度以降は京都府下拡大予定) |
用途 | シニアと若者の同居文化創出 |
2016年7月に、addSPICEが、京都府「次世代下宿 京都ソリデール事業」の委託事業者として採択されました。
(最評価にて選定いただきました。公募型プロポーザル方式による業者選定結果について )
本事業は、シニアの自宅の一室に若者が同居するサービスです。シニアと若者が交流を図ることで、若者への低廉で質高い住環境の提供、高齢者の安心で生きがいのある暮らしを実現すべく、京都府と連携し、長期に渡り展開してまいります。京都府より詳細
■事業目的
次代下宿のミッションは、「暮らし方の文化をつくる」です。
現在の単身者の住まい方は、ワンルームマンションでの一人暮らしが大半を占め、選択肢がほぼない状況にあります。特に京都では、憧れて京都に上京する大学生や移住者が多いにもかかわらず、そのニーズに合う住環境が無いまま数年を過ごし、京都を去ってしまいます。
一方、大家側も、子が巣立ち夫婦もしくは独居暮らしが増えています。京都においても市街中心部は戸建(町家含む)居住者が多く、部屋が余っているものの、物理的・心理的に引越しが難しい状況にあります。
次代下宿では、京都に多く街を愛するシニアと若者に着目し、シニアの自宅の一室に若者が同居するマッチングを行います。
その暮らし方は、当事者にとってもちろん意義がありますが、京都の街にとっても意義があります。例えば、祭事の力仕事の担い手になったり、町内会の消防団で活躍したり、学区や町内という自治組織で成熟した京都の街だからこそ、若者が街に深く入っていく事は、今後の京都の文化を守るうえでも大切なことです。
古くから京都に根付く「下宿」という暮らし方のあたたかな部分はそのままに、現代に合うようしくみをデザインし直し、次の時代に続く暮らし方をつくります。
たとえ小さくても世の中に暮らし方の文化を提唱する、そのために次代下宿を行います。
■事業の利点
【シニアのメリット】
①空いている部屋を貸して収益を得る
②若者と一緒に住み、知識や新たな経験を得る
③防犯面で安心
④若者の手助けとして社会貢献になる
【若者のメリット】
①比較的低廉な賃料で、設備や立地など質高い居住空間を借りられる
②一人で住むより京都らしい知恵や知識を得られる
③シニアを見守り社会的貢献になる
【まちへのメリット】
①優秀な若手の流出を防ぎ、流入を増やす
②若者がまちに入り込めるきっかけが生まれる
③空き家化を防ぐ
④災害時受け入れ住宅のネットワークづくり
■事業の流れ
*左図参照
事業のしくみ
事業の流れ
内装例
先進事例の「パリ・ソリデール」にヒアリング研修へ