プロフィール画像を送らないといけなくて自分の名前を検索していたら、
自分がウィキられているのを発見した。
まじかぁという驚きが先ず、次にはゾッとした。
それは、書き出しの「岸本千佳(きしもとちか、1985年 – )」のという表記を見たから。
「1985年生まれ」というのは見慣れていても、「1985年 -」というのははじめてだった。
分かってはいるけど、いつかは「‐2060年」とかいう風にナチュラルに加えられて、私にも終わりがあるということ。突きつけられた気がした。
いつからだろうか。
ほんの少し前まで、自分の前には無限に可能性が広がっていて、気持ちとタイミングさえあれば何でもできる気がしていた。
少なくとも20代前半までは本気で思っていた。
でも、いつしか、できることもできないことも判別がつき、無限の海は進むにつれ航路が決められていった。
ただ、無敵でないことを理解するのは決して哀しいことではなく、むしろ喜ばしいこと。
この年末年始に古い友人と話しながら、この歳になってようやく気づくことができた。
だから、せめて、ここに知らない誰かが「こいつ、もっと面白いやつやったで!」とたくさん更新してもらえるくらいには生きたいと思う。
歴史に名を刻みたいみたいな野心は元々ないけど、
今の「マップを書いた人、以上!」だけでは、さすがに癪だから。もう少し生きた証がほしいところ。
ウィキペディアに載るのにふさわしくない人と本部が判断した場合、削除されるらしいから、まぁ未来永劫このページがあること自体が怪しいけれど。